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文章が苦手な私でも。AIと一緒に「断りにくい依頼を断るメール」を30秒で作ってみた話

こんにちは、52歳の現役SE、マーコットです。

「これ、ちょっと直すだけでいいから、ついでにお願いできない?」

その一言に、どう返せばいいか分からず、
メールの下書きを何度も書き直した経験はありませんか。

この記事では、
文章が得意でなくても、
AIを使って「角の立たないお断りメール」を短時間で作る方法を、
実際に使えるプロンプト例とあわせて紹介します。

虹野ネオン

うわぁ……その一言、来た瞬間にお腹がキュッてなるやつだよね。
断ったら空気が悪くなりそうだし、
引き受けたら“ついで”のはずが作業山盛りになりそうだし……。
どう書けば正解なのか、考えすぎて手が止まっちゃうよ。

海野しずく

その反応、とても自然なのよ。
“相手に配慮したい気持ち”と“自分を守りたい気持ち”がぶつかっているだけなのよね。
大切なのは、一人で抱え込まないことなの。
状況や本音をAIにそのまま渡せば、
相手に失礼にならない言葉に、きちんと整えてくれるわ。

目次

はじめに:断りにくい依頼が来た瞬間、思考が止まる

「これ、ちょっと直すだけでいいから、ついでにお願いできない?」

検証フェーズ(テスト)開始直前、お客様からの悪気のない「ちょっとしたお願い」。
しかし、システムを作る側の視点で見れば、それはほとんどの場合、
「契約に入っていない、まったく新しい追加注文」です。

この瞬間、私の頭の中では逃げ場のないジレンマが発生し、思考がフリーズします。

※この記事は、
「AI副業を始めたばかりで、文章作成や交渉が苦手な方」でも
そのまま真似できる内容になっています。
SEでなくても、ITに詳しくなくても問題ありません。

直面する、2つの最悪な選択肢

追加費用を請求する場合

  • 今さらお客様側で予算を追加するのは、現実的に難しい。
  • それでもこちらが「では、見積もりを出します」と言うと、
    実際には支払うつもりがないまま、
    「なぜ、そんなに費用がかかるのか」
    「予算はないけど、何とかならない?」
    という話に発展しがちだ。
  • 説明と調整が長引き、議論だけが膨らんで泥沼化する。
  • 結果として、検証作業の開始が遅れてしまう。

追加費用を請求せずに断る場合

  • 「なぜタダでは対応できないのか」を納得していただくには、
    専門的な事情を噛み砕いて説明する必要がある。
  • メールや電話のやり取りが何度も発生し、
    「断るための調整」に時間と精神力を奪われる。
  • こちらも結果的に、検証作業の開始が遅れてしまう。

なぜこの問題が一番つらいのか

「請求するのも非現実的、断るのも高難易度」

そうやって悩んでいる時間そのものが、
プロジェクトの進捗を静かに、しかし確実に圧迫していきます。

私は現役SEとして働いていますが、正直に言います。
この「顧客対応(調整業務)」こそが、一番のモチベーション低下の原因でした。

「作業を進めたいだけなのに、
なぜ一日中、メールの文面で悩まなきゃいけないんだ……」

曖昧な返事はトラブルの元。
そんな私の精神安定剤になってくれたのが、AIでした。

「断る」のが怖い本当の理由

やっと作業が終わり、
「これで一段落だ」と思った矢先に届く追加依頼。

ここで角が立てば、
関係が悪くなるかもしれない。
評価が下がるかもしれない。
次の仕事が来なくなるかもしれない。

だから私たちは、
断るべき場面でも言葉を選びすぎて、手が止まってしまうのです。

メール作成で消耗する理由は、とてもシンプルです。

それは、
「こちらの事情(理由)」を
「相手が納得できる言葉」に翻訳する作業
に、
大きなエネルギーを使っているから。

この翻訳作業を、
AI(ChatGPT や Gemini)は一瞬で肩代わりしてくれます。

実践①:専門的な事情をAIに渡して代筆してもらう

今回は例として、
「画面の動きを少し変えてほしい」という依頼が、
実は影響範囲の広い修正だったケースで試します。

※SEの例ですが、
副業の修正依頼・契約外のお願いにそのまま置き換え可能です。

【重要】入力前のセキュリティチェック

ここは本当に重要です。
無料版のAIに入力した内容は、学習に使われる可能性があります。

そのため、プロンプト(AIへの指示文)では、
必ず固有名詞を伏せてください。

  • × 株式会社〇〇の田中様
  • ○ A社の担当者様

AIには仮名で指示し、
完成後に実名へ書き換える。
これが基本ルールです。

以下の記事も参考にしてください。

あわせて読みたい
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手順:AIへの指示(プロンプト)

※プロンプトとは、AIに出す「指示文」のことです。
難しく考えず、状況をそのまま文章で伝えればOKです。

以下は、今回の記事用に整理した「AIへの指示例(プロンプト)」です。

チャット欄に、事実関係と「伝えにくい結論」を箇条書きで入力します。

【この記事用に整理したプロンプト例】

優秀なプロジェクトマネージャーとして振る舞ってください。
クライアントへの「お断りメール」を作成してほしいです。

【相手】 A社の担当者様(※実名は伏せています)
【相手の属性】 重要顧客・ある程度のITリテラシーあり
【要望】 検索機能の挙動変更について
【結論】 今の契約の範囲内では対応できない(今回は見送る)
【理由】
・一見すると軽微な修正に見えるが、裏側の構造にも影響が及ぶ。
・その結果、関連する他の作業にも修正と確認が必要になる。
・現在は作業工程が完了し、検証(チェック)に入る直前の段階である。
・このタイミングでの修正は、十分な確認時間を確保できず、品質に影響が出る恐れがある。
【状況】
・今から追加費用や日程を再調整する時間的余裕がない。
【代替案】
・今回の対応は見送り、次のタイミングで改めて相談したい。
【トーン】
・専門的な事情を噛み砕いて説明する。
・相手を責めず、「品質を守るため」という前向きな理由で断る。
・関係が悪化しないよう、丁寧で誠実な表現にする。

このプロンプトを投げると、
AIは以下のようなポイントを押さえた文章を生成してくれます。

  • 結論(今回は対応できない)を最初に伝える
  • 技術的・実務的な理由を、相手目線で噛み砕いて説明する
  • 「品質を守るため」という前向きな理由に変換する
虹野ネオン

うわぁ……すごい! 私が書くと『時間がなくて無理です』っていうただの言い訳になっちゃうけど、『品質を守るため』って変換されるだけで、すごくプロっぽい響きになるね!

海野しずく

そうなの。断ることは『拒絶』ではなく、お互いのために『リスクを回避する提案』なんだと、AIの文章が教えてくれるのよ。
これなら罪悪感を持たずに、自信を持って送信ボタンを押せそうよね?

AIの出力から学ぶポイント

AIは、
言いづらい本音を、
丁寧で角の立たない文章に変換してくれます。

本来なら、
「ここで直すと、品質が落ちます」
と伝えたいところを、
「品質を守るための判断」として
ポジティブな表現に翻訳してくれる。

あとは、
会社名や担当者名を実名に戻すだけです。

実践②:それでも食い下がられたら?「落とし所」もAIと探す

AIは、最初のお断りメールだけで終わりません。

「どうしても今回入れてほしい」
と強く言われた場合でも、
AIは冷静な第三者として助けてくれます。

作業量の増加を最小限にとどめて、納期を守るために、

「別の作業を後回しにする」
「一部だけ簡易対応にする」
「納期を延ばす」
などの妥協案(バーター条件)を3つ考えてください。

この一言で、
感情を挟まない現実的な選択肢が返ってきます。

AI副業初心者こそ、この考え方が重要

AI副業を始めると、

  • 文章を書く
  • 依頼を断る
  • 条件をすり合わせる

といった場面が必ず出てきます。

多くの人が、
文章で悩んで手が止まり、
副業そのものをやめてしまう。

だからこそ大切なのは、
考え込む前にAIに投げること。

✅ まとめ:その「胃の痛み」、AIに任せましょう

断ることは、
自分と仕事を守るための立派な行為です。

あなたが悪いわけではありません。
ただ、「伝え方」に悩んでいるだけ。

「相手を怒らせずに、
この依頼をお断りする文章を考えて。
※名前は伏せてね」

この一言で、
あなたの時間とメンタルは、確実に守られます。

記事執筆のヒント(今回のプロンプトの型)

  • 【役割】 副業者、担当者、営業役など
  • 【相手】 A社担当者、依頼者(※実名NG)
  • 【結論】 今回は対応できない
  • 【理由】 手戻り・品質・スケジュール
  • 【代替案】 後日対応、別条件
  • 【トーン】 相手を尊重しつつ、冷静に
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この記事を書いた人

マーコットのアバター マーコット 52歳SE|AI水先案内人

52歳の現役システムエンジニア。
「定年まであと少し…」という安住の選択を捨て、AIの可能性に向き合っています。

30年のIT経験から、はっきり言えることがあります。
AIは若者だけのものではありません。40代・50代の「経験値」こそが、最大の強みになります。

専門用語はできるだけ使わず、セキュリティにも配慮。
知識ゼロから始める“大人のAI活用”を、同じ目線で丁寧にナビゲートします。

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